水性塗料が水に弱いは間違い!
「水性」「油性」と聞いて、まずまっさきに思い浮かぶものといえば「ペン」ですよね。
水性ペンは水に弱い、耐久性がない、といったイメージが強いかと思います。
実際、水性ペンは油性ペンに比べて手についてしまったときも簡単に落とすことができますし。
また、濡れたらにじんでしまうことからも水に弱いと言えます。
では、「水性塗料」はどうなのでしょうか?
水性塗料は水に弱いのか?
まず結論を言うと、答えはNoです。
完全に乾燥した(塗装後1か月くらい)状態であれば、水拭きしても落ちることはありません。
写真は、ほこりの溜まったテーブルを軽く拭くぐらいの力加減で一部を水拭きしたもの。
左側が水拭きしたエリアなのですが、言われてもわからないぐらい、
変化が少ないことをおわかりいただけると思います。
(とはいえ、さすがにごしごしと強くこすると色が落ちますのでご了承ください。)
ステイン塗料は水に弱い
一方で、水性「ステイン」塗料である場合、水に対する耐性がないとも言えます。
ステイン塗料は木材に染み込んで着色するタイプの塗料で、
表面に膜を張っているわけではないので表面を保護する機能はなく、
水がつくとそのまま染み込んでしまうのです。
塗装板に水をこぼすとこんな感じ。
水をはじいていないことがおわかりいただけるかと思います。
さっと拭けばとくに問題はありませんが、
濡れたまま放置するとシミになってしまうことも。
無色透明な水ならまだ目立ちませんが、
これがコーヒーや醤油、ということになると、そのまま色がついてしまうのです。
濃いシミはそれぞれコーヒーをこぼして3時間放置したもの。
また、1枚目の写真の白丸の中はコーヒーをすぐに拭き取ったものですが、
うっすらと色がついてしまっていることがわかります。
水対策は上からウレタンを塗ればOK
それでは、「mizucolorのこの色をダイニングテーブルに使いたい」としても、
飲み物をこぼす可能性があったり、冷たい飲み物の結露があったりすることを考えると、 使うことはできないのでしょうか?
いいえ、ご安心ください。
上からクリアータイプの水性ウレタンを塗装すれば、
色はそのまま、撥水性も手に入れることができます。
木の風合いを残したくてステイン塗装がしたいのに… という方も、
つや消しタイプであれば木の風合いを損なわずに塗装することができます。
ペイントマルシェではつや消しタイプの水性ウレタンを
個別にご用意することも可能ですので、ご希望の方はぜひお問い合わせください。
水性ウレタンの塗装方法や、mizucolorの上から塗った場合の仕上がりについては、
次回ご紹介いたしますのでお楽しみに。
次に読む記事
〇水性ウレタンの塗装方法と仕上がり方について
〇部屋に使う塗料、安全性の基準って??
ペイントマルシェでは水性ウレタンもご用意しております。
お問い合わせフォームよりお気軽にお尋ねくださいませ。
乾燥後は水に濡れても落ちない水性ステインmizucolor。
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