簡単!家にあるもので塗料を落とす方法【肌・服・髪】

塗装をしていたら塗料が手や服、髪の毛についてしまった!そんな経験はありませんか?
一度ついた塗料って水で洗ってもなかなか落ちませんよね。
実は、塗料がついてしまった箇所・塗料の種類・乾き具合によって塗料を落とす方法は変わります。
今回は家にあるもので、どのような落とし方があるのかをご紹介していきます。

 

塗料の種類ってなに?

塗料は主に3種類あり、水性塗料、溶剤系塗料、自然塗料に分けることが出来ます。

水性塗料は、名前の通り水を主とする塗料のことで、水・樹脂・顔料・添加剤で構成された塗料です。水性塗料という名前ですが、塗料が乾いた後は水で落ちることは無く、人体への影響や環境配慮への観点から、近年は水性塗料の使用が主流となっています。

溶剤系塗料は、有機溶剤を主とする塗料で、有機溶剤・樹脂・顔料・添加剤で構成されています。人体への影響やニオイが強いことから、屋外や排気設備のある工場塗装で使用されていますが、水性塗料よりも耐久性に優れているのが特徴です。

自然塗料は植物油など天然素材を原料にした塗料で、弊社のmizucolorという製品が自然塗料に分類されます。塗料に使用されている原料にもこだわる方にはこちらの塗料がおすすめです。
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3種類の塗料を紹介しましたが、今回は原料が大きく異なる水性塗料と溶剤系塗料の落とし方についてお伝えしていきます。

 

ケース① 手や肌についてしまった

はじめに、塗料が乾いていなければティッシュなどで拭き取りましょう。

水性塗料の場合、まだ乾いていなければ流水と石鹸で落とすことが出来ます。流水で大体の塗料を落としてから石鹸で洗いましょう。既に乾いている時は、ぬるま湯に塗料がついた部分を漬けてから石鹸で落としましょう。

溶剤系塗料の場合、まだ乾いていなければ水性塗料と同様に流水と石鹸で落とすことが出来ます。落ちにくい場合はクレンジングオイルを塗料になじませてから石鹸で落としましょう。
既に乾いている時は、ぬるま湯に塗料がついた部分を5分ほど漬けてから除光液で拭き取ります。その後石鹸と流水で洗い流してください。

また、木工用ボンドでも塗料を落とすこともできます。塗料がついた箇所に木工用ボンドを塗り、乾いたら木工用ボンドを剥がします。そうすると、一緒に塗料が剥がれ落ちるのです!肌に刺激を与えてしまうため、肌の弱い方はお気をつけください。

 

ケース② 服についてしまった

はじめに、塗料が乾いていなければティッシュなどで拭き取りましょう。
基本的に服についてしまった場合は、塗料を完全に落とすことはできないと考えてください。
ブログ資料▲これから紹介する落とし方で洗浄しましたが、服についた塗料はなかなか落ちにくいことがわかります。そのため、汚れても良い服装で塗装をしましょう。

水性塗料の場合、まだ乾いていなければ流水で大体の塗料を落とします。その後ぬるま湯に30分ほど漬け、いつも通り洗濯してください。
既に乾いている時は、洗濯洗剤の入ったぬるま湯に30分ほど漬けておきます。その後揉み洗いし、いつも通り洗濯してください。

溶剤系塗料の場合、まだ乾いていなければ中性洗剤やクレンジングオイルを使って落とします。はじめに中性洗剤またはクレンジングオイルを塗料のついた部分に染み込ませます。次に歯ブラシでたたき込み、塗料が落ちてきたら水洗いをし、いつも通り洗濯してください。
既に乾いている時は、除光液を使います。まず、布切れやタオルに除光液を染み込ませ、塗料が付いた部分に押し当て、服に染み込ませます。その後歯ブラシで擦り、揉み洗いを行ったあとは、いつも通り洗濯してください。

 

ケース③ 髪についてしまった

はじめに、塗料が乾いていなければティッシュなどで拭き取りましょう。

水性塗料の場合、乾いていなければいつも通りのシャンプーの際に塗料が付いた部分にシャンプーを馴染ませて洗い流します。
既に乾いている時は、シャンプーを塗料のついた部分によく馴染ませ、クシで剥がすようにして塗料を落とします。無理に引っ張ると髪の毛が痛んだり、ちぎれたりする原因になるため、ゆっくり優しく落とすようにしてください。

溶剤系塗料の場合、乾燥状態に限らず除光液を使います。除光液を布切れやコットンに含ませ、髪についた塗料を拭き取ります。その後、いつも通りシャンプーを行ってください。ただ、除光液は髪にとって刺激が強く髪が痛む原因になるため、デメリットを理解した上で行ってください。

 

まとめ

本記事では手・肌・髪・服に塗料がついてしまった場合の落とし方について紹介しました。
塗料は付着してから時間が経てばたつほど、乾燥して落としにくくなります。塗料がついてしまったら速やかに対処するようにしましょう。

ではまた次回の記事をお楽しみに!