さて、前回はウッドデッキの塗り替えに必要な資材の準備、そして塗装の下準備として研磨の手順についてご紹介いたしました。今回の記事では、養生と塗装、そして完成したウッドデッキを皆さんにお披露目したいと思います!前回の記事はコチラ!
しっかり養生!塗装の大事な下準備
さて、張り切って塗装…というその前に、まずは養生作業をしっかり行うようにしましょう。養生とは、塗料で汚したくない部分、塗りたくない部分をマスキングテープやマスカーで保護する作業です。思いもよらぬ場所に塗料が飛んでしまうと、せっかくの楽しいDIYも台無し。網戸やガラスなど、目立つような箇所に塗料が飛ばないようにしっかりとテープで保護する事を忘れないようにしてくださいね。
いよいよ塗装!ポイントは「塗りにくいところから」
養生が済んだらいよいよ塗装の開始!まずは塗料缶をよく振って、塗料を均一にします。そこからカップに塗料を注いで塗装していきましょう。今回は刷毛を使用して塗装を行います。カップのフチなどでよくしごき、塗料の量を調節して塗装しましょう。
塗装の際は木目に沿って刷毛をぴんと立て、なるべく塗装面と垂直を保つように塗っていきます。こうすることで、刷毛の跡が残りにくく丁寧な仕上がりになりますよ。このとき、力を入れすぎずに線を引くイメージで、すっと流れるように軽く塗っていくとグッド。
塗装をきれいに仕上げるポイントは、ウッドデッキの木材と木材の間など、塗りづらく目立ちにくい部分を先に塗装すること。なぜかというと、塗りにくいところを最初に塗ることで、塗装済みの部分に触れず作業を簡単に進められますし、より綺麗に仕上がるようになります。意識してこれを実践するだけで、かなり完成時の見栄えが良くなりますよ。場合によっては広範囲を塗る際にローラーやコテ刷毛を用いることもあります。塗装場所や面積によって適切な道具を選ぶようにしてくださいね。
絶対に避けたい!塗り継ぎムラを防ぐには
こうした塗装でひときわ心配なのが、やはり塗り継ぎムラ。塗り継いだことで仕上がりが悪くなってしまうことは、できれば避けたいですよね。このような場合には、木目に沿って塗装することで塗り継ぎムラにならないよう、一本を一筆で仕上げるように心がけてみてください。塗り継ぎムラが出来にくくなりますよ。
また、木材の切れている部分で刷毛を止めることや、塗料が足りなくなりそうだと思ったら、早めに刷毛をカップに付けて、塗料を含ませることも有効な手段です。
乾燥時間はしっかりと守りましょう
塗り残しがないことを確認したら、塗装面を乾燥させましょう。今回はガードラック アクアの塗装でしたので、指で軽く触れても問題ない程度の乾燥には1〜2時間、足を乗せても問題ない程度の乾燥には一晩必要です。乾燥時間は気候によっても変化します。推奨の乾燥時間を参考にしながら、触って確かめてみるのが安心ですよ。乾燥時間をしっかり守ることで、はじめて塗料はその機能を十分に発揮することが出来ます。完成まで待ち遠しいところですが、ぜひこの時間はちゃんと守るようにしてみてくださいね。
完成!
さて、一晩置いて完成したのがこちら。塗り替え前と比較して見てみましょう。
いかがでしょう?見比べてみると、色褪せた外観が塗り替えによって見事によみがえったことがお分かりいただけるかと思います。自分の手で手間暇かけてメンテナンスすれば感慨もひとしお!時間をかけて何かを作り出す達成感はDIYならではの醍醐味です。ぜひせっかくのおうち時間を充実させたい!という時には、ウッドデッキの塗り替えなど、お気軽にDIYにトライしてみてくださいね。
今回塗り替えに使用した商品はコチラ!使用塗料:ガードラック アクア A-5 チョコレート