スポンジでも塗装ができる
ハケで塗ることだけが塗装だと思っていませんか?
塗りたいものに色がつけばもうそれは塗装なので、
例えば歯ブラシでも、例えばプチプチでも、
塗料をつければ塗装道具に早変わり。
今回は日常にあるものの中からスポンジを取り上げて、
以下のアレンジ塗装をご紹介したいと思います。
その1:アンティーク風にする
その2: ぼんやりとぼかす
その3:ステンシルで模様をつける
その4:グラデーションをつくる
塗装するのは木製のたまご型マトリョーシカ。
たまごの下半分はノーマルな塗装のみなので、上と比べてみてくださいね。
スポンジを使った塗装アレンジ4選
その1:アンティーク風にする
前回はキズをつけて上から色をのせてふき取って、と手間暇かけたアンティーク塗装。
実はスポンジならもっと簡単にできるんです。
やり方はスポンジに塗料を取って、
部分的にポンポンと色をのせるだけ。
塗料をのばさずに、水滴をそのまま残すとそれっぽさが出ます。
今回はオリーブグレーに
グレイッシュグリーン、チャコール、ホワイトスモークを重ねて、
シミのできた古いコンクリートのイメージ。
その2:ぼんやりさせる
スポンジに少しだけ塗料をとり、のせては伸ばしてを繰り返すと、
ぼやけたような模様をつけることができます。
そのときのった塗料の量で伸びる範囲が変わってくるので 形もランダム。
今回はベージュピンクにミスティックブルーとマスタードイエローをのせて、
夢うつつな感じを表現しました。
その3:ステンシルで模様をつける
ハケを使って模様をつけようとすると、
毛先が思うように動かなかったり、余った塗料が垂れてしまったり、
なかなか綺麗にできません。
そんなときはスポンジでステンシルのように模様をつけていくのがおすすめです。
ステンシルシートを買っても良し、クリアファイルに絵を描いて切り抜いても良し。
今回はマスタードイエローにターコイズブルーで水玉模様をつけました。
クリアファイルに穴あけパンチで穴をあけてトントンと叩くだけで
気分が明るくなるポップなたまごに。
ちなみにステンシル式でなら、
以前ご紹介したように紅葉柄などの少し複雑な形でも、
綺麗にペイントすることができます。
その4:グラデーションをつくる
力加減で色をのせる量が調整できるスポンジ。
濃くしたいところにたくさん塗料をのせて、
叩くようにして周りへのばしていくと、
簡単にグラデーションをつくることができます。
今回はミスティックブルーにホワイトをのせて、
地平線に近づくにつれて白くなっていく空のイメージ。
いかがでしたか?
塗装方法の幅が広がれば、
表現の幅がぐんと広がることを おわかりいただけたかと思います。
ただ綺麗に塗るだけが塗装ではありません。
もっと自由に、自分らしいペイントを、楽しんでみてくださいね!
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