BELAYは濡れるとどうなる?水回りで使用する場合の注意点

1. 塗って剥がして水回りを綺麗に!

「この汚れが剥がせたら良いのに…」というご要望でよく伺うのが、「洗面所」や「浴室」などの水回り。
水垢やカビ等、掃除が大変な汚れがつきやすくて厄介ですよね。

確かに、そんな汚れがつく前にBELAYを塗装して、汚れがついたらBELAYを剥がす、というのは、
あの掃除の手間を考えると1つの手かもしれません。

ただ、水回りでBELAYを使用する場合に、何点かご注意いただきたいことがございます。
そこで、今回はBELAYが水に濡れたらどうなるのかと、使用する際の注意点についてご紹介したいと思います。

2.BELAYは水に濡れるとどうなるの?

今回は塗膜の変化がわかりやすいように黒い御影石を使用。
水滴を垂らして変化を見ていきましょう!

コーティング塗装前の御影石

 

濡れた御影石

 1時間後

半分拭き取った御影石

片方を拭き取ります。塗膜は綺麗なままであることがおわかりいただけると思います。

2時間半後

 

御影石上のコーティングがふやけてきている

濡れた部分が白く浮き上がっているのがおわかりいただけますでしょうか。 これ、塗膜が水を吸って柔らかくなっているからなんです。
柔らかくなっている部分を触ると、塗膜が破れてしまいます。

“BELAY”の剥がしの極意!~剥がしの「きっかけ」を作るには 」 では、この状態を利用して剥がし口をつくっています。

7時間半後

御影石のふやけた塗装膜が元に戻った様子

 

濡れた部分を触らずにそのまま放置しました。(左下半分)

浮き上がっていた部分がまた元に戻っていることがおわかりいただけるかと思います。
塗膜の固さも元に戻りますが、濡れた跡が輪染みとして残ってしまっています。 (もちろん、塗膜についた跡なので、剥がせば綺麗になります)

3.BELAYを水回りで使用するときの注意点

実験の結果から、BELAYを水回りで使用する際に気を付けるべきことが3点あることがわかります。

①濡れている時間が長い場所には使用しない

恒常的に濡れているような場所ですと、塗膜が柔らかいままですので、 傷からの保護というBELAYの特長を発揮できません。
また、剥がす際にもぶちぶちと途切れてしまうので手間がかかってしまいます。

②濡れたらすぐに拭く

塗膜が柔らかくなる前に拭き取ってしまえば、何も影響はありません。
見た目も綺麗に保ちたい場合は、濡れたらすぐ(1時間以内)に拭く、を徹底してください。

③乾くまで触らない

万が一濡れた状態を放置してしまった場合(放置されやすい場所に使用する場合)は 乾くまで触らないようにしてください。
拭き取るときの摩擦でも、軟化した塗膜は破けてしまいます。
完全に乾くまで放置すると、塗膜は元の固さを取り戻し、また元のように家具を守ってくれます。

以上を踏まえ、BELAYを上手に使って、水回りの家具の「綺麗」を保っていただければと思います。

もし、こんな場所に使いたいんだけどどうなんだろう、というのがありましたら、 お問い合わせフォームからお気軽にお尋ねくださいね。