水性ステインの特徴って?エナメル塗料と違いを比較

DIY用塗料にも種類があること、ご存知ですか?

 
DIY売り場にずらーっと並ぶ塗料。どれにしようか悩んじゃいますよね。
選ぶにしても基準がわからない…

今回は、その基準のひとつとして、水性エナメルと水性ステインの違いをご紹介します。

早速ですが下の棚をご覧ください。

ミルクペイントとmizucolorで塗装した棚

ホワイトは水性エナメルであるミルクペイント、
ピンクとブルーは水性ステインのmizucolorを使用しました。

ちなみに塗装前の写真がこちら。

ユニディで購入した塗装前の木箱

ホワイト部分もピンク、ブルー部分も同じ木材であることがおわかりいただけるかと思います。
なのに仕上がりがこんなに違う!

これは、水性エナメルであるミルクペイントが膜を張って着色する塗料、
水性ステインであるmizucolorが染み込んで着色する塗料だからなんです。

エナメル塗料とステイン塗料の仕上がり比較

 

水性エナメルは木材の上に膜が張られているので、
木材の色や木目に関わらず均一に仕上がっています。
どんな木材、どんな木目でも安定して同じ仕上がりになるので、
完成品を想像しやすくて安心です。

ミルクペイントで塗装した板の仕上がり

一方水性ステインは木材に染み込んでいるので、
木材の色や木目を拾った仕上がりに。
全く同じ木の色、全く同じ木目、ということはないので
どれを塗っても世界でひとつだけの仕上がりです。

mizucolorで塗装した板の仕上がり

同じ色(ミルクペイントのスノーホワイト、mizucolorのホワイト)で比較するとこんな感じ。

mizucolorとミルクペイントを塗装して比較した板

木目が見えないくらいしっかり真っ白の水性エナメルと、
木材の色や木目を拾ってどちらかというとオフホワイト寄りの水性ステイン。
水性エナメルのおもちゃ感も、水性ステインの木のあたたかみも、
どちらも素敵ですね。

完成イメージに合わせて塗料を使い分けしよう

いかがでしたか? 

どの塗料にも特徴があって、
どんな場面、どんな目的で使うかによってそれらは長所にもなって短所にもなります。
ぜひ塗料それぞれの特徴を理解して、使い分けてみてくださいね。

今回のように2種類以上の塗料を組み合わせて1つの雑貨を塗るのも
雰囲気が変わっておすすめです。

普段水性エナメルを使っている方は水性ステインを、
普段水性ステインを使っている方は水性エナメルを、
この機会に試してみませんか?

 

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