研磨ってどうすればいい?サンドペーパーって結局どれを使えばいいの?
塗装に欠かせない研磨の驚きの効果とは

 さて、以前は塗装に欠かせない道具の一つ・刷毛に絞ってリメイクDIYと銘打ってブログをお届けしました。

今回は塗装の前の大事なひと手間・研磨について、その理由に迫りつつ
【研磨道具の上手な選び方】、【研磨の方法】この2点についてお伝えしていきたいと思います。

そもそもなんで研磨するの?

「ちょっと塗りたいだけなんだけど…」そう思われる方もいらっしゃるかと思います。
少し前まで私もそう思っていました。
なぜ、塗装の前に研磨しなければいけないのか?
それは、「表面の汚れを取り除き、平らにして塗料の密着を良くするため」です。

分かりやすく例を挙げて説明しましょう。

恥ずかしながら、こちらは私が塗装した板です。
自分で言うのもはばかられますが、一見そこそこ綺麗に塗装できているように見えますよね。
でもこれ、実はとてもお客様の前に出せる代物ではありません。

なぜか。

それは塗装した表面がすっかりザラザラになってしまっているからなのです。
実際に手で触れてみるとよく分かるのですが、表面がかなり毛羽立ってしまっていて、
手触りがいまひとつに...。

写真2
▲せっかくきれいに塗れたのに…気分もしょんぼり

このように、凹凸やちょっとした汚れなどを無視して塗装してしまうと、せっかくきれいに塗装しても表面が平らにならず、汚れが透けて見えるのでイマイチな仕上がりになってしまうことがあります。これはまさに、その良くない塗装の典型例だったというわけです。

というわけで、せっかくの塗装面を手触りよくツルツルに仕上げるためには、どんなものでもまずは丁寧にしっかり研磨することが大切です。
このように、塗料を均一に塗るために塗装面に手を入れる作業を専門的には”素地調整”と呼びます。
よく随所に出てくる言葉なのでぜひ覚えておいてくださいね。

研磨の重要さについて、お分かりいただけましたでしょうか?

 

いざ研磨!サンドペーパーの上手な選び方

というわけで、きちんと研磨しよう!
思い立ったが吉日、早速研磨に必要な道具をそろえてみましょう。

研磨になくてはならないもの、それがサンドペーパーです。
サンドペーパーとは、紙に研磨材を塗布した研磨用の資材で、研磨紙や紙やすりとも呼ばれるものです。
さて、このサンドペーパーについて調べてみると、種類が思いのほか沢山あってビックリ。
そもそも何をどう使えば良いのか、よく分かりませんよね?

そんなわけで、サンドペーパーの上手な選び方について、まとめてみました。

サンドペーパーの種類は、大きく分けて“荒目””中目””細目”の3種類に分けられます。

写真3▲左から順に“荒目”(2枚)、”中目”、”細目”です
結構見た目にも違いがありますよね

#40~#100 荒目(あらめ)
表面が粗い木材の加工や塗装をはがしたい際に使用します。

#120~#240 中目(ちゅうめ)
表面を平滑にするため、塗装前によく使われる番手です。 

#320~#800 細目(さいめ)
中目で仕上げた後にさらに丁寧に研磨する際や、重ねて塗る際の下地の調整などに用いられます。

簡単に言ってしまえば「番手の数が大きければ大きいほど、きめ細かくなる」と覚えておけばOKです。

凹凸が大きい場合は粗い番手から始め、凹凸がなくなったら番手を少しずつ細かくしてく。
これが基本的なサンドペーパーの使い方になります。

一般的に販売されている木材を塗装する際は、基本的には中目(#120~#240)のサンドぺーパーで研磨するのがオススメ。
もし少し汚れが目立つようなら、中目のサンドペーパーで研磨した後に、細目のものを使って研磨してあげると、より丁寧な仕上がりになることでしょう。

番手ごとの塗装の違いに関しては、こちらの記事でも詳しく解説しているので、ご興味のある方はあわせてチェックしてみてくださいね。

塗装に研磨は必要?最適な粗さは?塗装と研磨のあれこれについて | ペイントマルシェ (paintmarche.com)

 

きれいに見せるリメイクDIY!研磨の上手なやり方

さて、ここまで色々見てきましたが、せっかくなので研磨できれいに仕上げるということを意識して、かまぼこ板でフォトスタンドを作ってみましょう。

◆準備するもの
・かまぼこ板(4枚+支え1枚)
・刷毛
・カップ
・新聞紙
・木工用ボンド
・mizucolor(ラベンダーブルー、ターコイズブルー、グレイッシュグリーン)
・サンドペーパー(#180)

さぁ、まずは研磨です。

今回は#180のサンドペーパーで研磨していきます。
研磨の際のコツは木目に沿って削ること。
そうでないと研磨の際の傷が目立ちやすくなってしまいます。

写真4▲丁寧な研磨こそ綺麗な仕上がりの第一歩

研磨が終わったら、木材のカスをきれいに取り除いてあげましょう。
案外おざなりになってしまいがちですが、このひと手間がかなり大事です。

さて、みなさん刷毛の上手な使い方は覚えていますか?
そう、刷毛の半分くらいまで塗料を付けて、塗装面と垂直になるように力を抜いて塗っていく、でしたね。

刷毛の正しい使い方のおさらいはこちらの記事をチェック!
意外と知らない刷毛の正しい使い方?リメイクDIYで学ぶ簡単テクニックとは | ペイントマルシェ (paintmarche.com)

 

というわけで、塗装して出来上がったのがこちら。

写真5▲左:ターコイズブルー、中央2枚:グレイッシュグリーン、右:ラベンダーブルー

…皆さん、思いませんか?
中央のグレイッシュグリーン、少し色が薄いですよね…。

ここはせっかくなので、ちょっとmizucolorの重ね塗りの妙についてもお見せしちゃいましょう。

 

写真6▲グレイッシュグリーン 左:一回塗り 右:二回塗り

左が一回塗り、右が二回塗りです。
こうしてみると色味の違いがお分かりいただけるかと思います。
こうやって微妙な色味を簡単に調整できるのはmizucolorの良いところだなあ、と塗ってみてひしひしと思います。

皆さんもDIYをされるとき、「やっぱり色にはこだわりたい!」という時がありますよね。
カラーリングが豊富なmizucolorで、ぜひ自分の「これぞ!」といえるお気に入りのカラーを探して作ってみるのも楽しいですよ◎

さて、この4枚のかまぼこ板を風車のように重ね合わせていって、木工用ボンドで接着すると…

 

写真7

出来ました~!完成です。

後ろには今回、支えで1枚かまぼこ板を追加してみました。
木目調の優しい風合いは、お気に入りの写真やイラストなど何にでも合うのでオススメですよ。
おうち時間に彩りを添えてくれること間違いなしです。

さて、今回は研磨が必要な理由と、道具の選び方、方法について説明してきました。
この研磨が上手くできれば、今まで以上に作品がきれいに仕上がること請け合いです。

せっかくDIYで手間暇かけて何かを作るなら、やっぱり作品は長く大事に使いたいですよね。
是非、そんな時にこの記事のことを思い出していただけましたら幸いです。

また、今回ブログ内で使用したmizucolorの詳細はこちらからご確認いただけます。

それでは今日はこの辺りで!次回の記事でまたお会いしましょう。